キルギス・ナリン州 夕日を浴びて放牧地から帰る羊の群れと牧童。 ナリン州の人々の生業は牧畜です。2000メートルを超える広大な高山と高原が夏の放牧地になります。秋の終わりに低地に家畜を下ろして、冬は牧舎で過ごします。春から秋にかけて、プロの牧童に家畜を預けて放牧をしてもらうこともできるので、田舎から都会に出て働いていても家畜を持つことができます。 |
撮影者 芹沢利文 |
南スーダンの首都ジュバにある大衆食堂での昼ご飯。 この日は5人で分け合ったので豪華になりました。主食とメインを選び、それにあっさりした牛テールスープがつきました。牛肉のトマト煮やアマランサス・ピーナッツ・モロヘイヤ・豆…好みのソースを、キスラ(小麦やソルガムで作る甘くないクレープ)やウガリ(白とうもろこしの粉を湯で団子状に練ったもの)と一緒に手でいただきました。日本人にも馴染みやすいやさしい味です。 |
撮影者 大隅悦子 |
ザンビアの南ルアングア国立公園で撮影したシロビタイハチクイ。 シロビタイハチクイは、喉の上の方とおでこが白いのが特徴ですが、夕陽を浴びてうっすらと朱色に染まっているかのように見えます。ハチクイの仲間はどれもとても鮮やかな体色をしていて、種により色のパターンが異なります。いくつかの種が集まって一つの群れのように川沿いを慌しく飛び交っていることも多く、まるでサバンナのスクランブル交差点のようです。 |
撮影者 今榮博司 |
マラウイ・ムジンバ県北部のとある農家。 マラウイでは、ほとんどの農家が天水に頼り、農業を営んでいます。そのため、雨期前に畑の準備や播種を行うことが、収量を確保する上でとても重要になってきます。写真の農家では、それらの準備に加え、堆肥づくりも行っていました。作業を終えたばかりの畑で記念に撮った一枚です。 |
撮影者 小堺洋輔 |
ケニア東部マクエニカウンティで開催された農業展示会の様子。 農業展示会では、展示する畑の所有農家と農業普及員が一緒になって、他の地域から来場する農家に栽培作物の説明を行います。この畑では、ケールとバナナが栽培されていました。農家に寄り添いながら熱心に指導する普及員は、農家の方々にとってとても頼りになる存在です。また、普及員も農家の頑張りに刺激を受け、日々の業務に励んでいます。 |
撮影者 加藤満広 |
ベナン南部の湾岸都市コトヌー市にあるコトヌー零細漁港。 ピローグと呼ばれる木製の細長い船は漁船として使われ、沢山の魚介類が水揚げされています。この漁港の船揚場、水揚設備、荷捌場などは、日本の支援で建設されました。漁港には、小売店や屋台も併設され、漁師や仲買人、買い物客などで賑わっています。 |
撮影者 安彦美佐 |
スリランカ中部、アヌラダプラのパパイヤ果樹園。 灌漑農業の改善のために日本の技術協力が実施されたこの地域では、その一環として果樹栽培の普及も行われました。鈴なりの実をつけたパパイヤの木と、栽培の成果を語る農家の方の喜びに満ちた表情がとても印象的でした。 |
撮影者 園山英毅 |
ザンビア東部のサウス・ルアングア国立公園で見つけたカメレオン。 雨季になって多くの植物がいきいきとした緑色になり、それに体色を合わせたようですが、地面を横断している時は目立っていました。ザンビアではカメレオンは蛇を食べると言われてとても恐れられており、カメレオンの死骸をドアの前にぶら下げておくと、怖がって誰も入ってこないので、泥棒除けになります。 |
撮影者 今榮博司 |
ウガンダ・マサカ市郊外の農村のある家に暮らす子どもたち。 経済的事情で実の両親と暮らせず、この家に引き取られた子どももいます。この笑顔が絶えることのないように、これからもみんなで助け合って成長していってくれることを願うばかりです。 |
撮影者 山下里愛 |
キルギス チュイ州の道路沿いに咲いていたアプリコット(杏)の木。 アプリコットはキルギスの名産のひとつで、畑以外でも原生の木が多く見られます。通りすがりに見かけたこの花を桜と見間違え、おもわず車を止めてしまいました。異国の地で日本を感じられた瞬間でした。 |
撮影者 安彦美佐 |
キルギス北西部のタラス州からカザフスタンに向かう途中の農村地帯の風景。 青い空を背景にポプラにかかった樹氷を日の出がオレンジに照らし、リンゴの木、柵、土壁の家の屋根に雪がうっすらとかかっていました。ダイヤモンドダストがきらきらと舞い、マイナス25度の空気が醸し出す美しくも厳しい風景です。 |
撮影者 芹沢利文 |
ウガンダ南西部の大サバンナ地帯。 コンゴ民主共和国と国境を接しています。どこまでも続く草原とアカシアの木々、そして日本とは違って見える青空と雲の広がりにアフリカの雄大さを感じます。自然以外には何もない、という贅沢な風景です。 |
撮影者 山下里愛 |
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